治療院オーナーが「2院目」を考える前に確認すべき5つの数値|事例から学ぶ多店舗化判断
「1院目が安定したから2院目を出したい」──治療院オーナーの相談で増えています。本記事では、2院目開業の判断基準となる5つの数値と、陥りやすい失敗パターンを整理します。
2院目開業の現実
1院目の経営基盤が十分に固まる前に2院目を開業すると、資金繰りや人材配置で苦戦するケースが少なくないと言われています。慎重な判断が必須です。
2院目開業前に確認すべき5つの数値★
数値1:1院目の月利益が¥600,000以上
2院目の運転資金(半年分)を1院目で支えられる利益水準。
数値2:1院目のリピート率が70%以上
リピート構造が安定している=集客の仕組みが回っている証拠。
数値3:1院目で施術可能な院長以外の人材が育っている
2院目を院長単独で運営はNG。1院目に「自分以外で施術できる人材」が必須。
数値4:1院目から半径3km以内に2院目を出さない
近すぎると患者の取り合いになる。最低3km、推奨5km以上の距離。
数値5:自己資金 + 融資で運転資金1年分が確保できる
2院目開業から黒字化まで平均9〜14ヶ月。1年分の運転資金が必要。
陥りやすい失敗パターン
1院目の利益基盤が整う前に2院目を開業すると、院長が両院を掛け持ちする負担から、1院目の運営の質が下がってしまうことがあります。結果として2院目も軌道に乗らず、撤退に至るケースも見られます。
教訓:1院目が完全に安定する前の2院目は避けるべきです。
よくあるご質問
Q1. 2院目開業に必要な自己資金は?
A. 物件取得・内装・備品で¥3,000,000〜¥8,000,000+運転資金1年分が標準。
Q2. 2院目はFC(フランチャイズ)の方がいい?
A. FCは初期費用がかかるが、ノウハウ・ブランド力で立ち上げが早い。資金次第で選択。
Q3. 2院目の院長は誰がやる?
A. 1院目で育ったスタッフ or 外部採用。院長単独運営はNG。
Q4. 2院目開業に最適なタイミングは?
A. 1院目開業から最低3年、月利益¥600,000以上、スタッフ3名以上の3条件が揃ったら。
Q5. 2院目の物件選びのポイントは?
A. 1院目から3〜10km圏内、駅徒歩5〜10分、家賃が1院目と同等以下。
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奥崎慎太郎(株式会社SOFI 代表取締役)