治療院オーナーが「2院目」を考える前に確認すべき5つの数値|事例から学ぶ多店舗化判断
「1院目が安定したから2院目を出したい」──治療院オーナーの相談で増えています。本記事では、2院目開業の判断基準となる5つの数値と、失敗事例を整理します。
2院目開業の現実
SOFI支援院120院のうち、2院目を開業した24院の追跡データ:
– 2院目で黒字化に成功:約42%
– 2院目で赤字化・1院目に影響:約38%
– 2院目で経営圧迫し撤退:約21%
→ 半数以上が2院目で苦戦。慎重な判断が必須。
2院目開業前に確認すべき5つの数値★
数値1:1院目の月利益が¥600,000以上
2院目の運転資金(半年分)を1院目で支えられる利益水準。
数値2:1院目のリピート率が70%以上
リピート構造が安定している=集客の仕組みが回っている証拠。
数値3:1院目で施術可能な院長以外の人材が育っている
2院目を院長単独で運営はNG。1院目に「自分以外で施術できる人材」が必須。
数値4:1院目から半径3km以内に2院目を出さない
近すぎると患者の取り合いになる。最低3km、推奨5km以上の距離。
数値5:自己資金 + 融資で運転資金1年分が確保できる
2院目開業から黒字化まで平均9〜14ヶ月。1年分の運転資金が必要。
S整骨院の成功事例★
S整骨院:1院目で月利益¥700,000・リピート率78%・スタッフ3名 → 2院目開業
2院目開業6ヶ月後:
– 1院目影響:月利益¥700,000維持
– 2院目:月赤字¥80,000(想定範囲)
– 12ヶ月後:2院目黒字化、月利益¥350,000
S院長:「2院目を成功させる最大要因は『1院目を完全に安定させてから』でした。1院目に1人でも責任者として動けるスタッフがいたから、2院目に集中できた」
失敗事例
H整体院:1院目月利益¥350,000の段階で2院目開業 → 院長が両院を行き来 → 1院目のリピート率が60%→40%に低下 → 2院目も伸びず → 1年で2院目撤退。
教訓:1院目が完全安定する前の2院目はNG。
よくあるご質問
Q1. 2院目開業に必要な自己資金は?
A. 物件取得・内装・備品で¥3,000,000〜¥8,000,000+運転資金1年分が標準。
Q2. 2院目はFC(フランチャイズ)の方がいい?
A. FCは初期費用がかかるが、ノウハウ・ブランド力で立ち上げが早い。資金次第で選択。
Q3. 2院目の院長は誰がやる?
A. 1院目で育ったスタッフ or 外部採用。院長単独運営はNG。
Q4. 2院目開業に最適なタイミングは?
A. 1院目開業から最低3年、月利益¥600,000以上、スタッフ3名以上の3条件が揃ったら。
Q5. 2院目の物件選びのポイントは?
A. 1院目から3〜10km圏内、駅徒歩5〜10分、家賃が1院目と同等以下。
「2院目開業判断シート(無料)」
▶ LINE公式アカウント
奥崎慎太郎(株式会社SOFI 代表取締役)