治療院オーナーが「廃業すべきか」迷ったときの判断基準|撤退ラインと立て直しの分岐点
「赤字が続いていて、廃業すべきかもう一度頑張るべきか分からない」──追い詰められた治療院オーナーから稀に来る相談です。本記事では、デリケートな話題ですが、客観的な撤退ラインと立て直しの分岐点を整理します。
廃業を考える前の現実
厚生労働省データから推定すると、開業1年以内に廃業する治療院は約15%、3年以内では約40%、業界全体で経営難は珍しくありません。
廃業を考える理由TOP3:
1. 「赤字が3ヶ月以上続いている」
2. 「自己資金が尽きそう」
3. 「身体的・精神的に限界」
撤退ライン3項目★
以下のいずれか1項目に該当したら撤退検討時期:
ライン1:キャッシュ残高 < 月固定費 × 3
3ヶ月分の運転資金を切ったら、立て直しに必要な投資ができなくなる。
ライン2:月売上 < 月固定費が6ヶ月連続
半年連続の赤字は、構造的問題(立地・集客・サービス)の可能性が高い。
ライン3:身体的・精神的な持続困難
過労・うつ・健康悪化が出ているなら、無理せず一度離れる選択肢も。
立て直しの分岐点★
逆に、以下の3項目があれば立て直し可能:
項目1:固定費を月50%圧縮可能
家賃・人件費・広告費等を見直し、固定費を半分にできるか。
項目2:6ヶ月の運転資金がある(自己資金 or 融資)
立て直しは6ヶ月単位。運転資金確保が前提。
項目3:本気で取り組む覚悟と時間
週60時間の本業+集客改善時間を確保できるか。
Y整骨院の立て直し事例★
Y整骨院:開業3年目で月赤字¥150,000継続、自己資金残¥1,500,000。
選択肢を3つ検討:
1. 撤退(廃業)
2. 規模縮小して立て直し
3. 業者依頼して6ヶ月で立て直し
→ 選択肢3を選び、月¥39,800のサブスクHP業者と契約+固定費見直しで月¥80,000圧縮。
6ヶ月後:月利益赤字-¥150,000 → 黒字+¥220,000
Y院長:「廃業の選択肢が頭にありました。でも、一度プロに見てもらってからでも遅くないと思って、相談しました」
よくあるご質問
Q1. 廃業の手続きは何が必要?
A. 法人登記抹消・税務申告・スタッフ解雇手続き等。税理士相談を推奨。
Q2. 廃業後の借入返済はどうなる?
A. 個人保証分は個人で返済義務あり。返済困難なら法的整理(自己破産・民事再生)の選択肢も。
Q3. 廃業前にやれることは?
A. ①固定費見直し ②集客の専門家相談 ③融資追加可否確認 ④事業譲渡の検討、の4点を必ず。
Q4. 事業譲渡は可能?
A. 立地・固定客がある院は譲渡可能。M&A仲介業者経由で¥1,000,000〜¥10,000,000の譲渡実績あり。
Q5. 廃業判断は誰に相談すべき?
A. 税理士・経営コンサル・同業の先輩オーナー・SOFIのような集客専門家、複数の視点を持つことを推奨。
「治療院経営立て直し相談(30分・無料)」
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奥崎慎太郎(株式会社SOFI 代表取締役)