治療院HP「安い」業者を選ぶ前に確認すべき5つの質問|失敗事例から学ぶチェックリスト
「初期費用5万円・月額¥980」というHP制作業者の広告に、迷っている院長へ。「安い」業者が必ずしも悪いとは言いません。問題は「安い理由」を理解せずに契約することです。本記事では、私が350院支援する中で繰り返し見てきた「安いHP業者選定で失敗するパターン」と、契約前に確認すべき5つの質問を整理しました。
「安い」HP業者の3つのコスト構造
構造1:テンプレ流し込み型(人件費を最小化)
業者側のコスト構造上、デザイン・コピーをほぼテンプレで対応する。1院あたりの作業時間を圧縮することで低価格を実現。
構造2:自動化ツール型(運用支援なし)
ホームページビルダー的な自動生成ツールで作る。納品後の運用支援は別料金または対応外。
構造3:オフショア型(海外に外注)
制作を海外オフショアに委託することで人件費を圧縮。日本語ニュアンスや業界知見が薄い場合あり。
契約前に確認すべき5つの質問★
質問1:「制作後の修正は何回まで対応してもらえますか?」
「無制限」と回答する業者は少ないです。「月3回まで」「初期5回まで」等の具体回答を確認。
質問2:「症状別ページの追加は対応範囲ですか?追加料金ですか?」
治療院HPの集客効果は症状別ページ次第。「症状別ページ追加は別料金」の場合、月¥10,000〜¥30,000の追加コストが発生するケースが多いです。
質問3:「Googleビジネスプロフィール(MEO)対応は含まれますか?」
HP単体ではマップ表示は上がりません。MEO最適化が含まれるか別契約か確認。
質問4:「LINE公式アカウントの自動配信フロー設計は対応範囲ですか?」
リピート率向上に直結する施策。HP制作だけの業者では対応外であることが大半。
質問5:「契約解除時のデータ・ドメイン・SEO評価の引継ぎはどうなりますか?」
「データ所有権が業者側」の契約だと、解約時にゼロからやり直しになる。契約書を必ず読み込んで確認。
K接骨院の失敗事例★
K接骨院:「月¥980で5ページHPが作れる」業者と契約。
契約後3年で気付いた現実:
– 症状別ページ追加:別料金(1本¥30,000)→ 結局1本も追加せず
– MEO対応:「対応外」
– LINE自動配信:「対応外」
– 修正対応:「月1回まで」
– 解約時:データ移管不可
3年機会損失(K院長の試算):
約120万円
K院長:「月¥980 × 36ヶ月 = ¥35,280の費用節約のつもりが、その30倍以上の機会を逃しました。最初の5つの質問を契約前にしていれば、この業者は選んでいなかったと思います」
「安い業者でもいい」3つのケース
「安い業者NG」とは言いません。以下のケースは適切です:
ケース1:自分でMEO・LINE・SEOを完全運用できる
HP制作のみ依頼し、それ以外は自分でやる前提なら、安い業者は適切な選択肢です。
ケース2:HP単体で集客するつもりがない(紹介中心の経営)
紹介・口コみが中心で、Web集客はサブの場合は、安い業者で十分なケースもあります。
ケース3:3年以内にHP本格刷新を計画している
初期段階の仮HPとして、低価格業者を一時的に使う運用も合理的です。
よくあるご質問
Q1. 月¥980業者と月¥39,800業者の差は本当に40倍の価値がありますか?
A. HP単体なら40倍の差はありません。ただし「MEO・LINE・症状別ページ・運用支援」を含めると、トータル差は3〜5倍程度に縮まり、機会損失を考慮するとROIは月額型の方が高くなる事例があります。
Q2. 5つの質問に「曖昧な回答」が返ってくる業者はNGですか?
A. 必ずしもNGではないですが、契約後のトラブルリスクが高まります。書面で確認することを推奨します。
Q3. HP・MEO・LINE全部含む業者は最低いくらしますか?
A. 月¥19,800〜¥39,800が現実的相場です。
Q4. 業者選定にどのくらい時間をかけるべきですか?
A. 最低3社の比較・初回相談を経て1〜2ヶ月かけるのが現実的です。
Q5. 安い業者から月額型業者に乗り換える際の注意点は?
A. データ引継ぎ・SEO評価維持・URL構造の継続性を契約書で確認してください。
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奥崎慎太郎(株式会社SOFI 代表取締役)