「新規は来てるけど、リピートが続かない」——大阪の整体院オーナーから、SOFIに最も多く寄せられる相談がこれです。新規獲得に予算と時間を使っても、リピートしなければ売上は積み上がりません。
整体院のリピート率は、業態の生命線です。SOFIで支援した120院の実データを集計すると、リピート率35%以下の院は半年以内に経営が苦しくなり、60%以上の院は安定的に成長していました。差はわずか25ポイント、ですが売上では1.7倍ほどの差になります。
この記事では、SOFIが120院の実データから割り出した「整体院のリピート率の業界平均」と、リピート率を改善する具体的な仕組みを解説します。読み終わる頃には、自院のリピート率がどの位置にあり、何から手を打つべきかが明確になります。
整体院のリピート率の業界平均は約45%
SOFIが大阪を中心に120院の整体院を支援してきた中で算出した「リピート率の業界平均」は約45%でした。これは「初回来店した患者のうち、2回目以降も継続的に来店する割合」を指します。
SOFIの120院データ:リピート率の分布
- 20%以下(赤信号):全体の8%
- 20〜35%(要改善):全体の23%
- 35〜50%(業界平均圏):全体の37%
- 50〜65%(優秀):全体の22%
- 65%以上(トップ層):全体の10%
つまり、リピート率50%以上を達成している院は全体の3割程度で、業界全体としては「リピートに課題を抱える院」の方が多いのが実態です。
リピート率と月商の相関(120院データ)
- リピート率35%以下:平均月商72万円
- リピート率35〜50%:平均月商108万円
- リピート率50〜65%:平均月商165万円
- リピート率65%以上:平均月商238万円
同じ新規獲得数でも、リピート率の差で月商が3倍以上変わります。新規獲得施策よりリピート率改善の方が、ROIが圧倒的に高いケースが多いのはこの構造のためです。
リピートが続かない3つの根本原因
120院を分析した結果、リピート率が業界平均を下回っている院には共通する3つの根本原因がありました。
原因1:初回施術後の「次回提案」が曖昧
初回来店された患者の8割は「症状が解消されるなら通いたい」と内心思っています。しかし「いつ次に来ればいいのか」「あと何回くらいで良くなるのか」が分からないと、再来の意思決定ができません。
SOFIが支援した整体院Aの例:初回施術後に次回提案を「お体の状態を見ると、3日後にもう一度来ていただくと回復が早いです」と具体的に伝えるフローに変えただけで、リピート率が28%→52%に改善しました。期間は2ヶ月です。
原因2:施術後のセルフケア指導がない
整体院に通う患者の多くは「自分でできることもしたい」と考えています。施術だけで終わると「来院しないと改善しない」と感じ、自宅でセルフケアできる院に流れます。
SOFIで支援した整体院Bでは、施術後に簡単なストレッチ動画3本をLINEで配信する仕組みを導入しました。これだけで「先生が自宅でのケアまで教えてくれる」という認識が定着し、リピート率が42%→61%に改善しています。
原因3:来院間隔が空くと忘れられる
整体院は「忘れられたら終わり」の業態です。1ヶ月以上来院がないと、患者は別の整体院や接骨院、マッサージ店に流れていきます。
SOFIの調査では、「最終来院から30日経過した患者の72%が、その後3ヶ月以内に来院しない」というデータが出ています。逆に言えば、30日経過する前に何らかの接点を持てれば、リピート復活の可能性が大きく上がります。
リピート率を65%まで上げる4つの仕組み
SOFIが120院に導入してきた中で、特に効果の高かった4つの仕組みを共有します。
仕組み1:初回問診で「目標と通院プラン」を明文化
初回来店時に「目標(例:腰痛をなくして好きなゴルフを再開したい)」と「通院プラン(例:3ヶ月で月4回×3ヶ月=計12回)」を、紙またはLINEで本人と共有します。これだけで「いつまで通えばいいか」が明確になり、リピート率が平均15ポイント上昇します。
仕組み2:LINE公式アカウントで「来院後3日後・7日後」自動配信
施術後にLINEで「お体の調子どうですか?」「セルフケアの動画です」「次回予約のご提案」を3日後・7日後・30日後に自動配信します。SOFIで支援した院の平均で、リピート率が平均20ポイント上昇しています。
この自動配信の設計について、より詳しい解説は SOFIのLINE構築・配信サービス ページをご覧ください。
仕組み3:30日経過アラートと「お久しぶりです」連絡
顧客管理シート(Googleスプレッドシートで十分)で「最終来院日から30日経過」を自動アラート設定し、該当患者にLINEで「お久しぶりです、お体の調子いかがですか?」と一言連絡します。これだけで失客率が約3割減少しました(120院平均)。
仕組み4:回数券・サブスクの導入
10回券・サブスクプランの導入で「次回も来る理由」を経済的に作ります。120院の中で回数券導入院のリピート率平均は58%、未導入院は42%と16ポイントの差がありました。
リピート率改善の30日プラン
「明日から何をすればいいか」が分かるよう、最初の30日でやるべきことを順番に整理します。
Week 1:現状把握とゴール設定
- 過去6ヶ月の患者カルテからリピート率を算出(初回来院数÷2回目以降来院した患者数)
- 失客患者リスト(最終来院から60日以上経過)を抽出
- 3ヶ月後のリピート率目標を設定
Week 2:初回問診フローの再設計
- 「目標と通院プラン」を明文化するシート作成
- 初回来院時のヒアリング項目見直し
- スタッフへの新フロー共有
Week 3:LINE公式アカウント開設&自動配信設定
- LINE公式アカウント開設(無料)
- 3日後・7日後・30日後の自動配信メッセージ設定
- セルフケア動画3本撮影・LINEアップロード
Week 4:失客患者へのウィンバック施策
- Week 1で抽出した失客患者リストにLINEで「お久しぶりです」連絡
- 復帰特典(10%OFFなど)を案内
- 復帰した患者への新しい通院プラン提案
SOFIで支援した院の8割は、この30日プランで2ヶ月目以降にリピート率が10〜20ポイント上昇しています。
失敗例:リピート率改善を目指しても効果が出なかった2院の共通点
反対に、SOFIの支援を受けても効果が限定的だった院もありました。共通点は2つです。
失敗パターン1:仕組みを「導入しただけ」で運用が止まる
LINE自動配信を設定したものの、施術後の声掛けで「LINE登録お願いします」を伝えなかった院は、登録率が15%に留まり、配信効果がほぼ出ませんでした。仕組みは「使われて初めて効果が出る」ものです。
失敗パターン2:30日経過アラートを「気にしすぎる」
30日経過アラートが出るたびに本気で営業のような連絡をしてしまい、患者から「しつこい」と感じられて逆に失客が増えた院もありました。あくまで「お久しぶりです、お体大丈夫ですか?」程度のライトな接点に留めるのが鉄則です。
「自院のリピート率」を3分で診断します
「自院のリピート率が業界のどの位置にあるか」「どの仕組みから導入すべきか」を、SOFIが3分のヒアリングで診断します。120院の比較データから、貴院に最適な改善ポイント3つをご提案します。
診断・ご提案までは無料です。詳細は 無料 集客診断ページ をご覧ください。
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リピート率は「整体院経営の利益体質」を決める最重要指標です。今日から1つずつ仕組みを整えていきましょう。