こんにちは、奥崎慎太郎です。
突然ですが、
ぼく、人生で初めて、100万円の請求書を送る瞬間、
PCの前で、30分、固まりました。
『は?』
『そんなん、送信ボタン押すだけやん』
って思ったあなた、その通りです。
押すだけ、です。
でもぼく、ガチで30分、押せませんでした。
その夜の話を書きます。
経営者の、ガチで恥ずかしい本音、込みで。
時給500円の男が、100万円の見積を出すまで
時間を、ちょっとだけ巻き戻させてください。
ぼくがWEB制作で初めてもらった仕事の時給は、500円でした。
詳しくは別の話で書きました:初めて受けた仕事が時給500円だった話
そこから3年、ぼくは月50万円稼げるようになりました。
時給500円から、月50万円。
ええ、ええ、ガチで嬉しかったです。
でも、月50万円って、フリーランス1人なら食えるレベル。
家賃と税金とPC買い替えと、たまの外食と、ライブのチケット代。
全部払うと、貯金、ガチで増えません。
『このまま、月50万円で、人生終わるんかな』
そう思っていた、ある日の朝。
知り合いの経営者から、LINE が、来ました。
「奥崎さん、HP丸ごと作り直してくれへんか」
LINE の本文、こうでした。
> 「奥崎さん、うちの整体院、HP丸ごと作り直してくれへんか。集客できるやつ。
> 予算は、100万円までやったら出せる」
、、、ぼく、画面の前で、3秒止まりました。
『100万円』
『100万、円』
『ひゃくまんえん』
頭の中で、3回、反芻しました。
奥崎慎太郎、その時点でフリーランス3年目、月50万円。
最大の単発案件は、35万円でした。
それが、いきなり、100万円。
正直に言います。
ぼく、その瞬間、
ガチで、震えました。
自分の見積を、3日かけて作った
依頼者は、知り合いの経営者。
整体院を大阪市内で2店舗経営している方でした。
LINE で、ぼくは「ありがとうございます!見積、作ります!」と返信。
3秒で送りました。
、、、その後、3日、ぼくは寝れませんでした。
『100万の見積、書いたことない』
『何書いていいか、わからん』
『でも、ここで安く出したら、ぼくは月50万のままや』
3日間、Excel と睨めっこ。
A案:80万円(安全策、高確率で受注)
B案:100万円(依頼者の予算上限ぴったり)
C案:120万円(強気で攻める、断られる可能性大)
ぼくは、3日目の夜、深夜2時、
『B案、100万円、で行く』
と決めました。
理由は、シンプルです。
「依頼者が100万円までと言ってくれた」
それを、ぼくが勝手に下げる必要は、ない。
下げる人は、自分の仕事を、自分で安売りしてる人。
その夜、ガチで決意しました。
100万円の見積、PDFにして、メールに添付
朝5時、Excelを完成させて、PDFにしました。
100万円の見積書。
奥崎慎太郎の人生で、一番大きな、紙切れ。
メールアプリを開いて、宛先を入れて、件名を打って、本文を書いて、
PDFを添付して、
、、、
、、、送信ボタンの前で、ぼくは、
ガチで、30分、固まりました。
送信ボタンを押せない、本当の理由
ええ、ええ、
『そんなん、送信ボタン押すだけやん』
って思いますよね。
押すだけ、です。
でも、ぼくの頭の中、ガチでこうでした。
『100万円って、高すぎひん?』
『依頼者、ぼくのこと、調子に乗ってるって思うんちゃう?』
『今までの感謝、全部、これで吹き飛ぶんちゃう?』
『安全策の80万にしとけば、よかったんちゃう?』
『なんなら、50万でもよかったんちゃう?』
、、、深夜2時から朝5時まで、3時間考えて出した「100万円」が、
朝5時のメール送信ボタンの前で、ぼく、
自分で否定し始めました。
これ、経営者の方なら、わかってもらえる、
ガチで痛い瞬間、です。
元カノに「狂ってる」と言われた朝の、自分
そのとき、ぼくの頭の中に、3年前の自分が、フラッシュバックしました。
FXで1000万溶かして、家のソファで膝ついて泣いた、20代後半の自分。
その時のぼくが、PC越しに、こう言いました。
『お前、3年かけて、月50万まで戻ってきたな』
『で、今、100万の見積、安すぎひんかって悩んでるんか』
『3年前のお前は、メルカリで韓国海苔売ってたぞ』
『今のお前、何にビビってんねん』
、、、、PCの前で、声に出さずに、ガチで泣きました。
朝5時の、ワンルーム、ノートPCの前で、36歳のおっさんが、泣きました。
絵面、地獄ですね。
でもガチで、泣きました。
30分後、ぼくは送信ボタンを押した
朝5時30分。
ぼくは、ハンカチで顔を拭いて、
PDFを、もう一度、確認して、
請求書じゃなく、見積書(請求書はこの後)。
、、、
、、、送信ボタン、押しました。
カチッ、と、音は鳴りませんでした。
メーラーが「送信中」と言って、3秒で「送信完了」になりました。
、、、
、、、ぼく、その瞬間、
トイレに駆け込んで、30分、出てきませんでした。
なぜトイレに行ったか、本人もよくわかってません。
頭の中、ガチで、ぐるぐるでした。
『送ってもうた』
『100万、送ってもうた』
『あ、もう、戻れへん』
トイレで、便座に座って、頭を抱えて、
『あ、ぼく、経営者っぽい』
そう、思いました。
翌日、依頼者から「OK、進めましょう」
翌日、午後3時。
スマホに、LINE通知が来ました。
整体院の経営者からです。
> 「奥崎さん、見積ありがとう。OK、進めましょう。
> 振込は契約時に半金、納品時に半金で大丈夫?」
、、、画面の前で、
もう一度、トイレに駆け込みました。
便座で、声出して、笑いました。
『100万、通った』
『ぼくが、3日かけて出した、100万、通った』
『安売りせんで、よかった』
『3年前のぼく、ありがとう』
、、、ええ、ええ、
経営者の、人生で一番、聖なる瞬間が、
ぼくの場合、
トイレ便座の上、2回、です。
なぜ、ぼくは安売りしようとしたのか
ライブ後、いや、トイレから出た後、ぼくは、3年間、自分に問い続けました。
「なぜ、あの瞬間、自分の見積を、自分で否定したのか」
経営者の方なら、たぶん、同じ経験、ありますよね。
自分の値付けに、自分が、ビビる瞬間。
奥崎が出した、答え、書きます。
理由は1つ。
「自分の価値を、自分で信じきれていなかった」から。
、、、シンプルです。
でも、これ、ガチで、痛い。
経営者で、自分の価値を100%信じきってる人、たぶん、ほとんどいません。
ぼくも、未だに、見積出すたび、3秒、止まります。
ただ、3秒で止まれるようになっただけで、人生変わりました。
今、ぼくは、120店舗の経営者と、見積の話をしてます
最後に、今のぼくの仕事の話だけ、少しだけさせてください。
奥崎慎太郎、36歳、株式会社SOFI、代表取締役。
来店型ビジネス(整体院・美容室・クリニック・飲食店)の集客を、仕組みで助けるのが本業です。
これまで、120店舗以上の経営者と、向き合ってきました。
経営者と話していて、ガチでよく出てくる相談、書きます。
「奥崎さん、うちのサービス、いくらで売ったらいいですか」
「もうちょっと、強気で出したいんですけど、ビビっちゃって」
「他の店、安いから、合わせなあかんですか」
、、、ぼく、毎回、答え、同じです。
「あなたの3日かけた見積、自分で否定せんでください」
ぼくが、3年前、深夜2時のExcelで決めた100万円、
トイレで30分籠った、あの100万円、
それが今、ぼくの人生の、軸、になってます。
P.S. 経営者の方へ
ぼく、2026年も、毎日、
経営者の方と、見積の話、してます。
「100万円が高い」かどうかじゃなく、
「あなたが3日かけて出した数字を、あなたが信じる」かどうか、
それだけが、経営者の、最初の仕事だと、ぼくは思ってます。
、、、と、書きながら、
ぼく、今でも、初めての高単価見積を出すとき、
トイレに、ガチで、籠ります。
経営者って、そんなもんです。
それでは、また、ブログで。
奥崎慎太郎